無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会について

 

1980年11月19日、最高裁で袴田巖さんの上告が棄却された日、社会評論家の高杉晋吾氏が代表となり、郡司信夫さん(ボクシング評論家)、寺山修司さん(詩人)、金平正紀さん(日本ボクシング協会会長)、川上林成さん(元東洋ジュニアミドル級チャンピオン)、松永喜久さん(ボクシングマガジン編集部)を世話人に、「無実のプロボクサー袴田巌を救う会」(のち「無実の死刑囚・元プロボクサー袴田巌さんを救う会」)が発足しました。その後、獄中で洗礼を受けた袴田巖さんの希望により、キリスト教関係者への働きかけを始め、1992年1月には、クリスチャンの門間正輝氏が代表に就任しました。

袴田巖さんの弁護には、日弁連袴田事件弁護団が当っていますが、「救う会」は、吉田ガンクツ王事件、免田事件等の冤罪事件に力を注いだ故安倍治夫弁護士(1998年8月に死去)と共に独自に弁護活動を行い、「再審請求理由補充書」16点、「最終意見書」、「即時抗告申立理由補充書」5点を提出しました。

現在は、司法関係の公開学習会の開催、意見広告の掲載、袴田さんの再審を求める署名活動等を行い、ジュネーブの国連人権小委員会やIFOR(国際友和会)、イタリアの聖エジディオ共同体など、海外の団体への働きかけも行ってきました。2004年には、菊田幸一弁護士が顧問に就任。2010年には、「無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会」と改称しました。カトリック東京教区正義と平和委員会、カトリック正義と平和協議会死刑廃止を求める部会等とも連携をはかり、2013年からは全支援団体で作る「袴田巖さんの再審無罪を求める実行委員会」にも参加しています。