2014年3月27日、再審開始決定が静岡地方裁判所(村山浩昭裁判長)
から出され、袴田巖さんは47年7ヶ月ぶりに東京拘置所から釈放されました。
しかし、静岡地方検察庁が東京高裁に即時抗告、2018年6月11日、
東京高裁(大島隆明裁判長)は再審を取り消すという不当決定を出しました。
これを受けて弁護団は最高裁に特別抗告しました。
2020年12月22日、最高裁は、東京高裁の再審
棄却決定を取り消し、東京高裁に差し戻しました!
5人の裁判官のうち2人は再審を開始すべきとしているため、あと1人同じ
意見であれば、差し戻すまでもなく袴田巖さんの再審が開始されたはずでした。
84歳の袴田巖さんにとって、再審開始までさらに裁判が続くことになります。
東京高裁が迅速に再審開始を決定することを願っています。
袴田巖さんの冤罪(えんざい)が雪がれ、再審完全無罪を得られるよう、
引き続きみなさまのご協力をお願いいたします。
←最高裁決定に関する報道はブログでご覧ください。
<高裁前座り込み中止のお知らせ>
公開学習会(PART43)「再審法改正をめざして」
周防正行さん(映画監督、「再審法改正をめざす市民の会」共同代表)
←動画を視聴できます。目次の<動画>をクリックしてください。
2020年12月22日、最高裁は東京高裁へ差し戻す決定を行いました。署名の役目はまだ終っていません。一日も早く再審開始の決定を出すよう、東京高裁にみなさまの声をお届けください。
署名用紙をダウンロードしてご署名ください。お書きになった署名用紙は、下記の救う会までご郵送いただけますようお願い致します。
189ー0003
東京都東村山市久米川町1-50-1-4-401
門間気付
無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会 行
◯ 袴田巌さんを支援する8団体で構成する
実行委員会でも署名を集めています。
新しい署名簿を作成中です
2020年11月11日、「袴田事件」一審元裁判官の熊本典道さんが福岡市の病院でお亡くなりになりました。83歳でした。
1968年9月の静岡地裁判決を担当した熊本典道元裁判官は、2007年2月に39年の沈黙を破り、公判当時袴田巖さんの無罪を主張したものの、他の2人の裁判官を説得出来ず、主任裁判官として死刑判決を書かざるを得なかった。被告人席に来た時の袴田巖さんの顔、判決言い渡しの時にガクンときた様子を思い出さない日は一日もない、と涙ながらに告白しました。この証言は日本のみならず世界に衝撃を与え、各国で報道されました。
救う会では、第1次再審請求時の最高裁(2007年6月)と第2次再審請求の静岡地裁(2014年2月)へ、熊本さんの陳述書を添えた上申書を提出して、袴田巖さんの再審無罪を訴えてきました。
11月3、4日、病床の熊本さんを救う会のメンバーがお見舞いしたのが最後となりました。心よりご冥福をお祈りします。
「キラキラ星通信」第103号を
発行しました
キラキラ星通信 第103号(2020年10月31日)
・裁かれるのは裁判官
角替清美(袴田事件弁護団)
・袴田巖さんに生活支援カンパをお送りしました
ご支援のお礼 袴田秀子さん
・袴田事件をめぐる報道
・コロナウイルス禍がもたらした死刑廃止へ の路―生命の不可侵実現へ―
菊田幸一(明治大学名誉教授、弁護士)
・巖さんの依頼を根拠に最高裁へ申し立てを しました 白砂 巖
・活動日誌
高裁前座り込み、公開学習会、実行委員会 「再収監を許さない1日行動」のお知らせ
高裁前座り込みを再開しました!
静岡地裁から出された袴田巖さんの再審開始を東京高裁が取り消してから2年目の2020年6月11日、新型コロナウイルス感染症への対応で中止していた高裁前座り込みを再開しました。当面は、少人数のスタンディングの形で行いたいと思います。
ブログで随時報告しています http://hakamadasukukai.seesaa.net/
<高裁前座り込み中止のお知らせ>
〈拡散歓迎〉
<全国集会中止のお知らせ>
2020年3月28日に予定していました「袴田巖さんの再審無罪を求める実行
委員会」主催の「無実の死刑囚袴田巖さんに真の自由を!再審開始を
求める3・28全国集会」は中止となりました。
新型コロナウィルス感染拡大を考慮し、恩赦を求める要請行動と
再審開始を求める最高裁要請行動を関係者のみで行う予定です。
2020年2月17日、無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会は、最高裁へ袴田巖さんの再審開始を求める請願署名1,777筆を提出しました。1991年から集め始めた署名の累計は、国内外合わせて138,478筆となりました。
最高裁では、救う会顧問の菊田幸一弁護士(明治大学名誉教授)、公開学習会を共催しているカトリック東京教区正義と平和委員会の大倉一美神父、門間正輝代表はじめ救う会メンバー8名等が参加、それぞれが書いた請願書を読み上げたり意見を伝えたりしました。浜松からは袴田巖さんのお姉さんである袴田秀子さんもかけつけ、最高裁ではじめて要請を行いました。その後、東京高裁内の司法記者クラブで記者会見を行いました。
無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会の新しいホームページへようこそ!
20万人以上の方々のアクセスをいただきましたが、プロバイダーが
ホームページの提供を終了したため、こちらへ引っ越しました。
今後ともよろしくお願いいたします。(2017年11月)
無実の死刑囚・袴田巌さんを救う会
東京都東村山市久米川町1-50-1-4-401 TEL&FAX 042-394-4127
hakamada-sukukai☆h2.dion.ne.jp (☆を@にかえてお送りください)